エッセイ

温室効果ガスを出す量の割合は?ベジタリアンVSノンベジ影響の違い!ストップ地球温暖化!

温暖化をヒドく進めてしまう食事って?

はつみ顔管理栄養士 はつみ

地球と子どもたち

「地球温暖化を進める温室効果ガスの排出をゼロにしていきます!」と、その方法もしっかり説明せずに国のトップの人が発言していましたが、原発に依存した社会に戻ることを誰も望んでいませんよね。個人レベルで出来ることを粛々とみんながやることで、ゼロにはならないけれど、ゼロに近づくことが可能です。

食生活、食品の選択で、地球温暖化に関わる温暖化ガスの排出量がすごく違うことは以前から指摘されていましたが、ベジタリアンの多いイギリスで大規模な研究結果が出ています。

以下の4種類の人達が、どのくらい温暖化を進める温室効果ガス排出量が違うかを比較しているんです。
①ミートイーター(お肉を食べる多くの人)
②魚介は食べるが、肉は食べない人
③ベジタリアン(乳製品と卵は食べる)
④ビーガン(完全菜食)

言うまでもなく、④の人が環境負荷の少ない食生活であろうことは想像できますが、どの程度どういう差が出たかというのは興味ありますよね。特に、魚介は食べるけれど肉は少な目ですという人が日本では結構いますし、気になりますよね。尚、この分類は自己申告によって分類したようです。

その結果、二酸化炭素に換算した時の温室効果ガスの排出量(kgCO2e/日)は、以下の通りだったそうです。数値は中央値です。

肉を多く食べるミートイーター(100g以上/日)7.19
肉を中程度に食べるミートイーター(50~99g/日)5.63
肉を少な目に食べるミートイーター(50g未満/日)4.67
魚介は食べる人3.91
ベジタリアン3.81
ビーガン2.89

つまり、から揚げを2つ程度食べるくらいの量のミートイーターだったとしても、ビーガンの2倍程度の温暖化ガスを出している食生活だということです。

私が意外だったのは魚介類は食べるが肉は食べない人とベジタリアン(乳製品や卵は食べる)と、それほど大きい差が無かったことです。乳製品は、当たり前ですが牛が作るので、反芻動物によるメタンの影響が大きいのが原因でしょうが、この結果は想像していませんでした。メタンは、温室効果ガスの15%程度を占めるに過ぎないのですが、二酸化炭素の25倍も地球を温める効果があることがわかっているんです。二酸化炭素の方が多く出している現代社会ですが、メタンはこの威力のために無視できません。

温室効果ガスの特徴

多くの人が、『週に1回ベジタリアン食をエンジョイするのが普通~♬』みたいになる日が来るといいなあと思います。自身の健康のため、地球環境のため、出来ることを出来る範囲でやるようになったらいいなあと本当に思います。
特にメタボリックシンドロームの人は、自身の健康のためにやって損はないです!肥満、脂質異常症、高血圧、高血糖の状態を放置すれば、動脈硬化が確実に進み(痛くもないから放置しがちですが)、その結果、心疾患や脳血管疾患になりやすくなるのは避けられません!!

ポールマッカートニーの「ミートフリーマンデー」の考え方、とてもいいと思うんです。地球環境をよくするために何かしたいと思っても、それは政府がすること!みたいに捉えていて、自分の生活には関係ないと思っている人が多いですよね。動画の彼の言葉は多くの人の心に届いています。東京都知事の小池さんも賛同して、都庁の食堂のメニューにもベジタリアンメニューが登場しているようで、一度食べに行きたいものです。

本当はひとりひとりの意識や行動の変化がもたらす効果は大きいのです。
「週1回、月曜はベジタリアンにしよ~」とベジ食を楽しむ人が増えるといいです。

よろしくね~


汗をかく地球

Peter Scarborough et al. Dietary greenhouse gas emissions of meat-eaters, fish-eaters, vegetarians and Vegans in the UK. Climatic Change 2014 June 125(2)

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