音楽の力を再び感じた午後♪

管理栄養士 はつみ

★フジコ・ヘミングさんのソロ・コンサート

フジコヘミングさんが、2022年3月にスロバキアで行ったコンサートの様子をYOU TUBEで見つけました。深く感動しているところです♪
89歳になられたとのことで、杖をついて歩く姿に最初心配になりました。でも、ピアノの前に座った瞬間、別人のようなエネルギーがあふれ出ています。1時間以上、1人での演奏を大勢の前で続けるそのパワー、気力、日々の鍛錬で維持してきた筋力や神経組織！凄いとしか言いようがありません。彼女がご自身でおっしゃっているようにミスタッチは多い！けれど、そんなことどうでもいいんだなあ～と改めて思いました。こちらに伝わってくるものが、他の演奏家の方々と異なります。彼女につけられた「魂のピアニスト」という言葉が最もしっくりします。

34分あたりの前半の最後にショパンの革命のエチュードを弾かれています。ショパンが戦争が始まった故郷を思って何も出来ないもどかしさに涙しながら作曲していた姿が浮かんできて、ウクライナ情勢の光景も重なって涙が溢れました。（←寄付先紹介の記事はコチラ）ミスタッチがかえって、ショパンの引き裂かれるような心情を表しているようにすら感じます。

1時間4分あたりで、彼女の演奏で最も有名であろうラ・カンパネラを弾いておられます。何度も手をさすって息を吹きかけて弾き続けた最後にこの難曲！指への負担はさぞかし大きかろうと思います。指だけでなく、体中に痛みが出ていないといいのですが。。。

以前、ケルティックウーマンの動画に心を動かされたという記事をupしました。再び音楽の動画紹介をしてしまいました。料理動画も、面白いものがあったら、近いうちにおススメしたいと思います～。

★ベジタリアンピアニスト

フジコさんは、何十年もベジタリアンであると発表されています。彼女について検索すると、ベジタリアンについての誤解やひどい言い方で説明しているサイトがいくつも見つかりました。自分と違う種類のものへの恐怖感や不快感、排除したい気持ちが出てくるものなのですね。自分の不満をぶちまけるターゲットとしての利用など、嫌なサイトもいくつもあり、途中で見るのをやめました。

いまだに、たんぱく質がベジタリアンだと不足するだろうと憶測されるようですねえ。葉っぱだけ食べるベジタリアンはほゞ存在しないんですがねえ…。大豆も食べるんですがねえ…。
ヴィーガンを数年以上徹底して続けた場合に不足するのはビタミンB12だけなんですが、そんなことを知っている人はごく少数です。肉を食べる雑食でも菜食でも、バランス悪い食事を続けて不健康な生活をしたら病気になりやすいのは、同じなんですがねえ…。解説したり反論も少々したい！でも、ベジタリアン人口が少なく同調圧力のある日本で、私が出来るのは、せっせとこのブログを育てることや、身近な人に話をすることでしょう。

ヘルスリテラシーも、まだ低い人が多いのは否めません。コロナパンデミックで、その事実が浮き彫りになりました。まだまだ、教育レベルを上げるように社会全体で努力が必要です。

彼女が、身体の痛みを押しても（足や関節が痛い様子が何となく感じられます）演奏を続けるその理由は何なんでしょうか？
「猫のエサ代を稼ぐためよ」っておっしゃってました。
カッコいい！
私もそういうユーモアのセンスのある発言が出来る中高年⇒高齢者になりたいものです。

私も、彼女の様にかっこよく出来るかどうかはわからないけれど、自分の続けたいこと、使命感を持ってやっていることを、ずっと続けようと思います。身体が店じまいするその日まで、続けようと思います。何とか、少しでも発展させながら、フジコさんのようにライフワークとして続けていきたいものだと思いました。

身体の老化は避けられません。でもまだまだです。人生折り返したとはいえ、変におとなしくこじんまりと冒険もしないというのは私の性に合わない！心身共に大事にケアしながら、脳もケアしながら、がんばってみようと思える勇気をもらいました。ヘルシーエイジングあるのみ！

フジコさん、どうもありがとうございました。くれぐれもお身体大切に、お過ごしください。