地球温暖化のレポートが毎年出ます!今回はびっくり!!
ニュース(最後に動画も紹介しています)で聞いた人もいると思いますが、IPCCによる今回の地球温暖化🌎についての発表は、衝撃的でした!(第6次評価報告書)
「地球温暖化への人間の影響は疑う余地がない!」ってはっきり言い切ったのが今回が初めてだったからです。これまでは、まだ議論の残る余地のある表現だったのですが、今回は議論の余地は無いですから!人間のせいだから!っていう表現でした。(3)
今更聞けないという人のためにIPCCとは何かというと、国連気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change)の略です。
今年も台風🌀、記録的大雨☔に伴う水害のニュースが相次いでいます。
温暖化により、大きい台風が緯度の高い日本の方にまで来るようになるリスクが上がるという将来予測が発表されているので、この後、もっとこういう恐ろしい災害が増える可能性が高いです。(3)
今後、住む地域を選ぶ余地がまだある人は真剣に住む場所は安全面も考えて選びましょう。そして、いろいろな事情で住む場所を移動できない人は、どの程度のリスクがあるのかハザードマップを見ることだけでなく、動物の勘を働かせて今一度どう危ないか再確認しておいたらどうかと思うんです。備蓄品をそろえるだけでなく、家の中のアレンジなど日頃から備えをしておくのは大事だと思います。
二酸化炭素(CO2)が温室効果ガスだと知っている人は増えました。パンデミックのため海外旅行✈に行く人も減り、都道府県間の移動すら控えるようにと言われるこの感染爆発の状況は、環境的にはプラスがあります。移動すればするほど、CO2は排出されますから。健康の為にも環境のためにも近くなら車ではなく自転車や歩きで移動!という小さいことでも多くの人がすれば大きな違いになります。
しかし、メタンも温暖化の原因物質であることを忘れてはいけません。そして、メタンは排出された時点で二酸化炭素の100倍以上の熱を地球にとどめると環境防衛基金の気候科学者のティアニ・サンさんも主張しています。つまり、とんでもなく地球温暖化を進める物質だということです。大気中にメタンは10年程度とどまるとされています。二酸化炭素は数世紀にわたって大気中にとどまるとされるので、メタンの方が短期間だというのがせめてもの救いです。でも10年です…。(1)(2)
メタンは以前の記事でもご紹介しましたが、(ベジタリアンの温室効果ガス排出比較の記事はコチラ)湿地帯などの腐敗した植物が排出したりもするのですが、牛や羊のような反芻動物が食物を消化する時に発生します。おならではなく、主にゲップに含まれるようです。アメリカでは国内のメタン排出の1/4以上をこの腸内発酵が占めているようです。(1)
ヴィーガンやベジタリアンの方が、肉を食べる人より環境負荷の少ない生活をしているというのは、この点において本当です。(コチラを参照)
肉の食べすぎによる生活習慣病になっているのなら、自身の健康のためにも地球の将来のために特に牛肉の消費量を減らすようにするのは良いことです。乳製品も牛の産物ですから、乳製品の消費量も摂り過ぎないことも大事です。若い人に環境問題を真剣に考える人が増えていて、ヴィーガンやベジタリアンの食事に興味を持つ人が以前より増えていると聞きます。ゆるベジでも何でもいいので、出来る範囲のことを1人ずつ考えてみて欲しいです。ポールマッカートニーさんのすすめるミートフリーマンデーも良いアイディアです!プラントベースの食事も注目されています。近日中に詳しい内容の記事をupします。
牛の餌を変えることにって、排出するメタン量を減らす研究も進んでいるようです。メタンを生み出す量の少ない個体の遺伝子の研究も進んでいるようです。牛にも個体差があるようですね。あらゆる面で努力するしかないと思うので、何でもトライする価値があると思います。
人間が温暖化を進めてしまったのだから、どうにかしてIPCCの発表の中にもあった最悪なシナリオの方に行かないようしないと人間の将来は暗いものになります。地球上の多くの生物を道連れにして破滅の道へ進むことは誰も望んでいないはずです。(1)(3)
「今回のIPCCの発表の内容を国立環境研究所の江守副領域長がお話して下さっています。詳しい内容をわかりやすく解説されてますので、短時間で詳しくなりたい人は是非見てみてください。」
(1)牛の「おなら」と「げっぷ」を退治せよー科学者たちの大真面目な温暖化対策 WIRED(UK)2019.1.9
(2)これ以上の温暖化を防ぐには、重点的に「メタン」の排出を削減せよ:国連IPCC報告書から見えた対応策 WIRED 2021.8.14
(3)IPCC 第六次評価報告書 https://www.meti.go.jp/press/2021/08/20210809001/20210809001-1.pdf