エッセイ ベジ栄養学

ベジタリアンの種類!ヴィーガンとの違い♪みんな違ってみんないい♬多種類の菜食主義者について

菜食の種類はいろいろ!インバウンドを受け入れる飲食店、ホテルの人は必見!

はつみ顔管理栄養士 はつみ

ベジタリアン、ヴィーガン(ビーガン)、ゆるベジさん、それぞれ一人ずつ、なぜなったのかは違うはずです。

一つの理由でなった人もいれば、いくつかのことを考え合わせてなった人もいます。この記事を読んでいる方は、「ベジタリアンって何なんだ?!」と疑問を持っている方が多いのではないかと思うので、ちょっと説明してみます。

アメリカ栄養士学会によると、ベジタリアンの分類はこんな感じ

①ベジタリアン卵、乳製品は食べても食べなくてもいい

②ラクトオボベジタリアン乳製品と卵は食べる

③オボベジタリアン卵は食べるが、乳製品は食べない

④ヴィーガン(ビーガン)はちみつを含め、動物性食品は食べない(皮製品など食品だけでなく使用しない)

⑤ロービーガンビーガンで加熱しない食品が食品の75%以上を占める

 

これに、魚介類は食べるが肉類は食べないペスコベジタリアンや、週一ベジタリアンになるフレキシブルベジタリアン:フレキシタリアンという人などがいます。そんなゆるベジはベジタリアンではないと言う人もいますが、程度の違いがあれど動物性食品を食べないという選択をしたという点では、やはり大きくとらえればベジタリアンになるのかと思います。これ以外にもいろいろな種類がいます。

仏教の教えで五くん(ニンニクやネギ類など)も食べないビーガンは、日本で精進料理を召し上がる敬虔な仏教徒にもいます。また、肉の種類を四つ足動物と家禽(ニワトリなど)に分けて、四つ足動物だけは食べないという人もいます。野菜の中でも果菜類は食べるが、葉菜は食べない人もいますし、魚介の貝類は食べないなど、本当に多種類が世界中に存在します。様々な動機が複雑に影響して、その分、ベジタリアンの種類も多いのです。

日本でベジタリアンになった人はどんな理由かな?

 SDGsについての啓蒙活動も始まり、持続可能な地球環境を考え始めた若者も多くいます。地球環境を考えての上でのベジタリアンという選択だった場合、完全にベジタリアンにならなくとも、少しでも地球環境に負担になる肉類を減らせば意味がありますよね。一方、宗教が理由でベジタリアンになった場合は、減らすだけではあまり意味が無いと考えるでしょう。また、動物の生きる権利(ひどい飼育環境やと殺の方法への異議など)を主張するのが理由であれば、減らすだけでは納得できないでしょう。健康上の理由で、ベジタリアンになる人もいます。その場合は、肉食を減らすだけでも変化が起きるので、完璧を目指す必要はそれほどないのではないでしょうか。
ポールマッカートニーさんのミートフリーマンデーの活動は、東京都庁や内閣府の食堂のメニューにもベジタリアンメニューが加わるなど、じわっとベジタリアンについての理解が根付いていくきっかけになっているように思います。

栄養的には種類によって気を付けることが違うのかな?

そうですね。詳しくはまた栄養素別、ベジタリアンの種類別、年齢別、体質別、住んでいる地域別に記事をupする予定ですが、違います。ノンベジタリアンの人と比較すると、生活習慣病のリスクが低いことなどが欧米ではリサーチ結果から明らかですが、制限する食材が多いほど、注意するべき点が増えます。微量栄養素で日本人は全体に鉄やカルシウムの不足が顕著です。そして、食物繊維もこの数十年で減ってしまい、昔は日本人では珍しかった大腸がんが非常に身近なガンになってしまっています。そのような傾向がある中、ベジタリアンだと食物繊維の不足はほぼなくなりますが、気を付けないとカルシウムが不足しやすいと言えます。またビタミンB12ビタミンDについては、特に注意が必要です。

どうしてベジタリアンになったの?

私自身は、動物の権利について、環境問題について学ぶうちに肉食することに抵抗が生まれたので、ベジタリアンとして生きて行こうと思いました。管理栄養士なので、健康を損なうような食事法ではないこともよく理解した上で、不足しがちな栄養素について気を付けた献立を立てることもできます。自分の体質(遺伝的にどういう脆弱性があるかなど)も考えあわせながら、年齢と共に食事内容は少しずつ変化させていっています。ライフステージに合わせて、どんな人も食事は少し変えていった方がいいのは、ベジタリアンもノンベジタリアンも同じです。

オボベジタリアンだった時もあるし、ラクトオボだった時もあるし、ほぼビーガンだった時もありますが、ゆるベジのペスコベジタリアンの時期も結構あります。思い返すと、自分の年齢と体調だけでなく、その時の家族構成と住んでいる場所によって、種類を変えてきたんだなあと気づきました。同居している家族の影響は大きいです。仕事をしながら、そんなに時間や手間をかけずに大急ぎで料理して子供に食べさせ、片付けして、次の日のお弁当の準備して、、とやっていた時期は、なかなか自分のことだけを考えた食事には出来ていなかったように思います。家族の中で、私だけがベジタリアンだったので、どこか不器用な私には難しかったのだと思います。家族は、ベジタリアン寄りの食事をしているけれど、ベジタリアンではありません。

住む場所を大きく変えてきた事情があり、それも食生活に当然大きな影響がありました。海外にも住んでいたのですが、日本は外食する時がまだ大変です。よく理解しているシェフも増えてはいますが、海外から来たベジタリアンの人は苦労するという話はまだよく聞きますし、私も時々困ります。

ハートと苗木

まとめとして

「ベジタリアンの種類と動機について、簡単に紹介しましたが、別にどれが正しいとか、正しくないとか、そういう問題ではないので、自分に合った食事を摂ればいいと思います。自分の考え、体調、その時の環境に合わせた食事を楽しく摂ればいいというだけのことです。

人間にとっての食事は餌ではありません。社会的な行為でもあり、大きな楽しみでもあります。日本は、基本的に自分で選んだ食事法で食べるという選択が出来る自由な国です。世界に目を向けると、そのことを本当に有難いことだと思います。自給率も低いし、食品ロス率は高いし、貧困家庭もあるし、問題が無いわけではないけれど、やはり恵まれた国に生まれたと思います。

何でも食べられる国で、何かを食べないという選択をしたマイノリティーのベジタリアンについて、少しでも理解が深まるといいなあと願っています💖」

 

 

 

 

 

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