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【緑内障】対策サプリ:イチョウの葉!認知症対策にも!リスクを下げる栄養素とは?

【緑内障】対策サプリ:イチョウの葉!認知症対策にも!

はつみ顔管理栄養士 はつみ

緑内障
日本で、今、中途失明の原因の第一位になっている緑内障
40歳ころからリスクが上がり、20人に1人は発症しているという統計がある(日本緑内障学会)のです!
検査していないと相当悪化するまで気づかない人も多いというのも怖い!
視野が片目で欠けてきても、両目で見ているとほとんど気づかないんです。
早期発見が大事です。
一度、失った視野はほとんど戻らないので、40歳以上で検査したことが無い人は是非してみましょう。

今回は、おススメサプリメントの「イチョウの葉エキス」についてです!
すごい効果があります!
これは、勉強を頑張っている若い人も時々使うととってもよいサプリなんですよ!

◆緑内障について

日本人の緑内障の大多数は、正常眼圧の緑内障です。眼圧が上がるタイプが多い欧米とは違います。根本的な原因が違います。メカニズムはいろいろまだ解明されきっていないようですが、視神経の障害が起きる病気であり、血流の悪さ酸化ストレス炎症の起きやすい体になることのダメージでリスクを上げることがわかってきているようです。(1)(3)

遺伝要因も指摘されているので、特にご両親やご祖父母様が発症している人は、毎年検査している人も多いはず。早期発見による点眼薬を使った治療だけでなく、発症後も含めて積極的に何か出来る栄養面での対策があるといいですよね!
と思ってリサーチした結果をまとめるので、是非参考にしてください。
私自身も40歳以降、毎年、欠かさず検査しています。
検査は眼底の写真を撮り、視野が欠けていないかどうかを調べるだけで、何の苦痛も無いです!

目薬

◆緑内障から目を守る

視神経の健康のために出来る事とは?

<1>酸化ストレスを減らすために抗酸化作用のある物質を摂取する

体内で抗酸化物質は作られているので、抗酸化物質の生成に関与するマンガンや銅などのミネラルの過不足が無いようなバランス良い食事を摂ることも大事です。しかし、より多くの抗酸化物質を摂取するとなったら、食品を上手に選択していろいろな抗酸化物質を取るようにするしかないです。

抗酸化作用のある成分にはいろいろあるという抗酸化作用のある物質について活性酸素の害から体を守ることについての記事(←クリック参照)にしてお伝えしましたが、正常眼圧緑内障の改善のために特に摂った方が良いと指摘されていた栄養素(と食品源)を今回はまとめます。(1)(3)

ビタミンC:新鮮な野菜や果物
ビタミンE:ナッツ類、植物油、ノンベジタリアンの人は青魚
カロテノイド(ビタミンAに体内で変換):緑黄色野菜
スペルミジン:大豆(特に納豆)やキノコ、ヨーグルトや味噌など発酵食品
コエンザイムQ10 :ナッツ、ブロッコリー、シソ、ノンベジタリアンの人は青魚や肉
ナイアシン:キノコ、穀類、ノンベジタリアンの人は肉や魚

残念ながら、抗酸化作用のあるビタミン類をサプリメントで摂取した実験の結果、明らかな防御効果が認められなかったようです。しかし、酸化ストレスを少しでも減らすことで視神経へのダメージが少なくなることは明らかになってきているので、日頃から食事で不足なく摂りたい栄養素たちです。

 

<2>抗酸化、抗炎症、血流改善効果のあるサプリメントをとってみる

ブルーベリーのアントシアニン色素が目の健康のために良いというのが有名ですよね。ただし、血流改善や明暗反応の改善や見えやすくなるなどの効果が認められたリサーチがありますが、緑内障との関連は乏しいです。(4)

 

◆イチョウの葉エキス

正常眼圧緑内障のために複数の論文ですすめられていたのが、チョウ葉エキスです。(2)

イチョウの葉の成分の効果は、主に3つ!
①抗酸化作用がある
②炎症を抑える
③認知能力の改善効果

視神経のダメージを防ぐことが細胞レベルで観察された数少ない成分です。体内が炎症が起きやすいモードになることにより、癌をはじめとした病気になりやすくなるという話は以前紹介しました。どんな食品に抗炎症作用が認められたかは、その記事を参考にしてください。→(抗炎症ダイエットについての記事はコチラ

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抗炎症ダイエットとは?身近な病気の多くが関係⁉ガンのリスクとも関係!低減策は?

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高齢化社会で、注目されているのは脳の血流をよくすることによる認知能力の改善効果についてです。
記憶力の低下は多くの高齢者が感じる悲しい加齢による変化ですが、その改善効果が認められています。ドイツでは認知症の治療のための医薬品として利用されているものです。

また、甲状腺ホルモン、成長ホルモン、プロラクチン、神経の増殖と分化、注意力、および作業能力に不可欠ないくつかのホルモンの発現を増加させることで、特に高齢者の生活の質を上げることに役に立つ可能性が高いです。

これは、実は若い人でも上手に使っている人がいます。大事な試験の前などに摂取するのです。試験勉強の時に、いつもより頭が良くなったように感じる人もいるのです。

その他のイチョウの葉の効用とは?

イチョウの葉エキスには、その他、いろいろな効果があり得ます。

その他の改善効果は?
喘息
・潰瘍性大腸炎
・炎症性腸疾患に見られる炎症
・免疫過敏症
・血流不良

に関連する状態を改善させることがわかってきています。血流をよくする作用があるので、特に心臓の機能改善の効果もあります。

抗腫瘍作用(ガンのリスクを下げる)も認められていて、本当に中高年にとって希望のサプリメントです!(2)(5)

イチョウの葉

最後にひとこと!

「緑内障の早期発見により点眼薬をずっと続けていたとしても、少しずつ視野の欠落が進むのを止められない人もいます。せめて、何か自分で出来ることがあるならやりたいと思う人も多いでしょう。生活で特に気を付けるべきことはないと言う眼科医も多いようですが、リサーチ論文を調べると出来ることは結構ありそうです。

血流をよくすることは大事なので、適度な運動が良いと書いている論文もあります。
動脈硬化が進むと全身の血管の健康度が下がり、血流が悪くなります。生活習慣病予防のための生活も大事です。
私も、イチョウの葉エキスを摂っても良い年齢になったと思うので、抗酸化作用のある食品を多く取り入れる食生活は続けつつ、出来ることをやって年を重ねたいと思います!」

(1)Chikako Harada et al. Suppression of Oxidative Stress as Potential Therapeutic Approach for Normal Tension Glaucoma. Antioxidants(Basel). 2020 Sep; 9(9): 874

(2)Margarita Labkovich et al. Ginkgo Biloba Extract in Ophthalmic and Systemic Disease, With a Focus on Normal-Tension Glaucoma. Asia Pac J Ophthalmol (Phila). 2020 May-Jun; 9(3): 215–225

(3)Killer HE, Pircher A. Normal tension glaucoma: review of current understanding and mechanisms of the pathogenesis. Eye (Lond)2018 May;32(5):924-930.

(4)Yuri Nomi et al. Therapeutic Effects of Anthocyanins for Vision and Eye Health.  Molecules 2019 Sep 11;24(18):3311.

(5)Masayuki Hashiguchi et al. Meta-analysis of the efficacy and safety of Ginkgo biloba extract for the treatment of dementia. J Pharm Health Care Sci. 2015; 1: 14.

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