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感染症全般&新型コロナ対策:『エキナセア』免疫強化ハーブサプリメントに注目♬パート③

エキナセア、家に買い置きたいハーブNo. 1

はつみ顔管理栄養士 はつみ

エキナセアティー

新型コロナ感染対策のパート③は、栄養素の話ではなくハーブ系のサプリメントについてです。
日本でもよく見かけるようになった「エキナセア」は、インフルエンザや風邪予防のために冬場に摂取している人が多いと思います。
新型コロナにも有効なのかどうか、少しずつハーブ系もデータが集まってきつつあります。

自身の免疫力の強化のために、関与している栄養素はパート①で紹介したビタミンCやビタミンDパート②で紹介した亜鉛やn‐3系脂肪酸などがありました。

もちろん、これらの栄養素の不足が無いようにすることだけでなく、以下のことにも留意してください。

・バランス良く食事をとること
・そして適度な運動(疲労困憊するまで活動すると一時的に免疫力は低下するので注意!)
・睡眠の質と時間の確保

その上で、ハーブに力を借りるのも良いと思います。

私もそうですが、人との接触を減らすことは仕事柄、限界があるという人がいると思います。また、濃厚接触者やハイリスク接触者になったために不安なままに自宅待機している人が大勢いますよね。PCR検査の結果を不安なままに待っている人も大勢いるでしょう。

結果が出ても、偽陽性や偽陰性の可能性があるわけで、やはり不安は残るはず。同じ屋根の下に他の家族がいる中で過ごしている人は更に、感染を広げる可能性もあって、ひどく不安な日々を過ごされているのではないかと思います。

そういう時に、出来る限りのことはした方が、しないより不安な気持ちが減るのではないでしょうか。
私なら、ただじっと待っているのが苦手なので、何かしらします。食事やサプリメントで、感染リスクや重症化リスクを下げることが可能かもしれないのです。是非、多くの人に知って欲しい内容です。

エキナセアって、どんなハーブなの?

きれいなキク科の花のハーブです。北米原産で、原住民のインディアンの人が薬草として使っていたことで知られています。キク科なので、キクにアレルギーがある人にはおススメできませんが、子どもにも使える安全なハーブの一つです。

エキナセアの花

きれな花ですよね!

これをお茶にして飲んだり、錠剤にして摂取したりします。

我が家には、お茶も錠剤も両方、常時用意してあります。
コロナパンデミックが起きる前は、インフルエンザが流行しているシーズンに混雑したところに身を置く日や、喉に違和感があって「風邪っぽいかも⁉」と思った日にはすぐに摂取するようにしていました。

今は、自分の住んでいる地域での新型コロナ感染者の数と、どれだけ多くの人と接触する必要があるかどうかで、飲んだり飲まなかったりしています。

どんな効果があるの?

エキナセアには、マクロファージやNK細胞に対して、免疫調節効果があります。(1)
一般的な風邪予防や治療に人気があるのには理由があります。
特に人の呼吸器の気管の上皮細胞において様々なウイルスによる炎症性物質が生まれることを抑えてくれることがわかっているからです。(2)

つまり、
①体に入ってきた異物であるウイルスを排除することにも、
②その後に炎症を起こして風邪の症状になることも抑えてくれる
ということです。

インフルエンザや風邪の時に、喉が痛くなったり咳が出ると思いますが、そういう風邪症状を楽にしてくれる可能性のあるハーブなんです!

すご~い!新型コロナにも良さそう?

はい!
抗体を作ることなどで、新型コロナ感染者の身体のひどい炎症に対して、改善の効果が期待できると考えられています。なぜならば、毒性の強い鳥インフルエンザやSARS、MARSの患者に対して、エキナセア抽出物の製剤が抗ウイルス効果を示しているからです。(3)

感染した時の効果だけでなく、感染そのもののリスクを下げる可能性も指摘されています。ウイルス性の風邪に対してのエキナセアの効果を確認するための大規模なメタ分析をした研究があるのですが、確かな効果が認められています。(4)
新型コロナは、風邪のウイルスの一種でもあるので、エキナセアが全く効かないということは考えにくいのです。

ずっと飲み続けると、身体が慣れて効き目が落ちるのも指摘されているので、時々1週間ほど飲まない期間を作りましょう。ひどく感染リスクが高い時に飲むようにするのがおススメです。ずっと高いという人もいらっしゃるでしょうが……。

複数の臨床試験で重篤な副作用は示されていないもの有難いことです。ただし、自己免疫疾患を持つ患者とHIV感染者の炎症状況はエキナセアの免疫刺激の効果により悪化する可能性があるということなので、注意が必要です。(5)

エキナセアは、救世主ね!その他にも何かおススメのハーブはある?

エキナセアと一緒にエルダー(エルダーベリー)と言うハーブがブレンドされていることがあります。
これは、日本語ではニワトコです。ニワトコの果汁が風邪の治療において、発汗剤として長年使われてきた歴史があります。(6)

エルダー(ニワトコ)にも、免疫調整の効果があります。抗ウイルス効果や炎症を抑える効果があるのは、エキナセアと似ています。インフルエンザや風邪に対する上気道症状の改善効果が研究されて効果が認められています。安全性においても、重大な副作用は報告されていないのも嬉しいことです。(7)

ただし、新型コロナとの関連のデータは、まだ存在しません。エキナセアと一緒の製品を取ることの効果はわからないのですが、悪いことは無さそうなので、一緒の製品を利用するのも良いと思います。

錠剤も便利!お茶は癖のない味です~♪

 

(1)Park, S.Lee, M. S.Jung, S.Lee, S.Kwon, O.Kreuter, M. H., … Kim, Y. (2018). Echinacea purpurea protects against restraint stress‐induced immunosuppression in BALB/c miceJournal of Medicinal Food21(3), 261268.

(2)Sharma, M.Anderson, S. A.Schoop, R., & Hudson, J. B. (2009). Induction of multiple pro‐inflammatory cytokines by respiratory viruses and reversal by standardized Echinacea, a potent antiviral herbal extractAntiviral Research83(2), 165170

(3)Signer, J.Jonsdottir, H. R.Albrich, W. C.Strasser, M.Züst, R.Ryter, S., … Engler, O. B. (2020). In vitro virucidal activity of Echinaforce®, an Echinacea purpurea preparation, against coronaviruses, including common cold coronavirus 229E and SARS‐CoV‐2Virology Journal17(1), 136.

(4)David, S., & Cunningham, R. (2019). Echinacea for the prevention and treatment of upper respiratory tract infections: A systematic review and meta‐analysisComplementary Therapies in Medicine441826.

(5)Alschuler, L.Weil, A.Horwitz, R.Stamets, P.Chiasson, A. M.Crocker, R., & Maizes, V. (2020). Integrative considerations during the COVID‐19 pandemicExplore (New York, N.Y.)16354356.

(6)Teuscher, E.Willuhn, G., & Loew, D. (2016). Sambuci fructus. In W. Blaschek (Ed.), Wichtl ‐ Teedrogen und Phytopharmaka (pp. 586588). Stuttgart, Germany: Wissenschaftliche Verlagsgesellschaft mbH.

(7)Hawkins, J.Baker, C.Cherry, L., & Dunne, E. (2019). Black elderberry (Sambucus nigra) supplementation effectively treats upper respiratory symptoms: A meta‐analysis of randomized, controlled clinical trialsComplementary Therapies in Medicine42361365.

 

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