ベジ栄養学

新型コロナ対策:PCR陽性でホテル宿泊療養になったら私が持って行くものリスト公開~食品編!パート④

感染症での療養のため、普段から私が用意してあるものは!?

はつみ顔管理栄養士 はつみ

新規感染者

「感染予防策を必死に毎日やっていても、感染するリスクをゼロにするのは難しいです。医療関係の方だけでなく、リモートワークが出来ない人は実際いっぱいいます。仕事でどうしても家から出て人に会う必要がある人が、防護服を着て仕事をしているわけではありません。だから、どんなに対策してても感染することはあり得ると思いながら、去年からずっと過ごしています。」

パート①のビタミンCとDで免疫力を強化する話、
パート②での亜鉛とn‐3系脂肪酸によって重症化しない体を作る話、
パート③でハーブ(エキナア)の力で免疫力を更にupさせる話
をしました。

今回のパート④は、感染してしまったのに入院出来ない時に備える話です。
軽症の場合は入院しませんが、軽症というレベルにも程度差があるのも、医療体制が度々ひっ迫するのも心配です。

いろいろな人が宿泊療養中のお弁当の写真を送ってくれました。SNSにもたくさんupされていますよね。入院ではないので、お弁当屋さんの弁当です。宿泊療養になった方が食生活的につらいと思う人と、逆に家にいる方が困る人がいるとは思います。普段の食生活の充実度によるのではないでしょうか。
宿泊療養への備えと、自宅療養の備えの2つ、分けて考えたいと思います。今回は宿泊療養に備えることを考えましょう。自宅療養の備えは近日中にupいたします。

今回は宿泊療養になった時の話ね!

宿泊療養のお弁当、管理栄養士の目から見て、いくつか気になることがあります。

初めて写真を見た後に、自身や息子がホテル療養になったら何を持って行こうと、真剣に二人で話しました。

栄養的な観点からの持ち物と、息子の場合、確実に量的に足りないのでどんどん痩せていきそうだったので追加で食べるための物です。私の場合、肉は一切うん十年食べていないので、体調不良な時に食べられるとは思えません。

ベジタリアンやヴィーガンの人は、特に準備しておいた方がいいと思います。もちろん食事療法が必要な人もです。

幅広いニーズにこたえるように、予算や内容を見直して、当初より良くなっているという話も聞きます。用意する担当者の苦労は想像するだけでも大変です。だから、自分で出来る用意は自分でしようと思っています。味的な問題より、重症化しないように少しでも栄養的に出来ることをしたいのです。

軽症と言ってもレベル差があるでしょうから、ずいぶん具合悪い状態で宿泊療養の荷造りをする羽目になるかもしれません…。元気なうちに感染リスクの高いエリアの人は、リストだけでも用意しておいた方がいいのではないかと思います。
備忘録も兼ねてまとめます。

市販の弁当

◆宿泊療養の弁当の栄養的特徴◆

①エネルギー必要量は、やや多めに設定されている。800kcal~1000kcal/食になっているようなので、空腹で足りない!ということにはなりにくい設定なのだと思います。
②油ものが多い。揚げ物や炒め物が多いです。
③野菜が少ない。緑黄色野菜もその他の野菜も、量的に少なく不足しています。
④果物がほぼ無い。ほんの一切れ添えられている時もあるようですが、ほぼ見当たりません。
⑤乳製品は無い。ヨーグルトなどは全く食べられないようです。
⑥ご飯は白米。麺類も精製度の高い白いうどんや中華麺です。
⑦飲み物は基本はお茶。スポーツドリンクなどを発熱時に飲みたくても無いようです。

私の持って行くものリスト

・塩と砂糖と小さじ
水はあるので、スポーツドリンクを自分で作れます。500mlのボトルの水に、小さじ1/5弱の塩と小さじ4杯の砂糖を入れて溶かせば、市販のスポーツドリンクに近い配合になり、汗で失われたナトリウムの補給をしながら糖分でエネルギー補給も出来ます。発熱して食欲が無くてお弁当は無理だという時にも、水分補給は必須です。大量に発汗している時に、食事を摂らないで水だけを飲むとナトリウムが不足していき低ナトリウム血症になる可能性があります。更なる体調不良の原因になるので、塩分の濃度を正しく水分補給してください。食事が取れていれば、塩分が含まれるので、水だけでも大丈夫です。

・炊飯器と米と梅干し(などのお粥の友)
体調的に油ものは受け付けなくても、ご飯だけは食べられるかもしれません。お弁当に付いている漬け物(あるならば)とご飯なら食べられるかもしれません。しかし、家で絶不調で伏せっている時に食べているものを療養中、食べたくなる気がしませんか?お粥と梅干し、食べたくなるような気がしませんか?
「炊飯器を持ってホテルに入っていく気なの?」
と聞かれるかもしれませんが、私も息子も本気で持ちこむ予定です。米だけでなく、いつも食べている雑穀も持って行く予定です。炊飯器は米だけでなくおかずも作れる上、雑炊も作れますから!
そこまでしなくても~と思われる人は、お粥のレトルトなどを持って行くのも良いかと思います。

・ゼリー飲料、インスタントスープ類
いくつかあると、本当に何も口にできないし倦怠感がひどくて動きたくない時に良いでしょう。しかし、普段まったく口にしない人の場合、自宅に多量に買い置きたくないですよね。誰かに買ってきて届けてもらえるか、時間に猶予があってホテルに行く前までに宅配で届けてもらえるなら持って行くと良いかと思います。

・乾物類と麺つゆ+冷蔵庫の野菜+果物ナイフと下敷きのようなまな板
切り干し大根、干ししいたけ、乾燥野菜、乾燥わかめ、高野豆腐などは買い置きしてある人もいると思います。地震などのための備えが必要なように、今は世界中非常事態なのですから、いつもは買わない人も買っておきましょう。炊飯器に入れて一緒にお粥にすれば、雑炊になります。野菜類は麺つゆを使って簡単な煮物風のものも炊飯器で出来ます。100円ショップで売っているペラペラのまな板と果物ナイフも持って行きましょう。

・果物やトマトや野菜ジュース
療養期間の後半までは持たないかもしれませんが、前半だけでも食べられたらいいですよね。熱がある時に、薬膳でいうところの身体を冷やす食品であるトマトがとても食べたくなります。トマトベースや人参ベースのジュース類も、普段の生活でどんどん飲む用におススメしませんが、この時ばかりはおススメします。100%のオレンジジュースなども、療養時は良いと思います。ビタミンCもクエン酸も取れますから。

・ヨーグルト(ドリンク類でも)や牛乳類
乳製品を摂取する習慣のある人は、これも後半までは持たないでしょうが、最初だけでも食べられたらいいと思うので、冷蔵庫の買い置きは全て持っていきましょう。腸内細菌の状態によって、免疫力や体調全般に違いが出ます。急に食生活が変わると腸内細菌叢が悪くなるかもしれないので、発酵食品を常食している人は、なるべく同じ食生活を続けるようにした方が良いと思います。

・缶詰やレトルトパックの食品
特にベジタリアン・ビーガンの人はたんぱく質源がお弁当から摂れないとなると、たんぱく質不足により免疫力が落ちないようにどうにか持って行く必要があります。買い置いた納豆や豆腐を持って行くのはもちろんですが、それは2~3日で食べ終わってしまうでしょう。長期保存できる缶詰や紙パックの豆類はすぐに食べられる形態の物があると非常時には便利です。前述の高野豆腐も味噌汁用の小さいものなら、雑炊に入れることも可能で便利ですね!地震などの災害時の避難所でもベジタリアン・ビーガンの人は困ったことになるのは簡単に想像できますが、災害時など非常事態の時だけは肉も魚も食べるというチョイスをする人もいるでしょう。しかし、体調がひどく悪い時に食べ慣れないものを食べるのは無理だと思います。ビタミン類など微量栄養素と免疫力の話を書きましたが、たんぱく質不足になると確実に免疫力は下がるので、気を付けましょう!

・サプリメント類や嗜好品
ビタミンC、ビタミンD、マルチビタミン、n‐3系脂肪酸サプリかアマニ油(またはエゴマ油、)、整腸剤、エキナセア(お茶でもサプリでも)、バンランコンのど飴(免疫力upの漢方薬でもあります)、紅茶(個人的にコーヒーは飲まないが紅茶好きなので)、ペパーミントティーなどハーブティーなど数種類のお茶などは持って行くつもりです。重症化しないようにするには微量栄養素が必要だというのは、パート①~②で述べた通りです。今は行けないけれど、長期旅行の時にも外食が続くことを考え、基本的に毎回持って行っています。

・薬 
咳止めなど薬類もある程度、持って行く予定です。あまりに悪化したら入院になるはずですが、感染者が急増している時などタイミングによってはどうにか自力で頑張るしか無いようですから、風邪をひいた時にいつも飲むものは持って行きます。常備薬がある人は、もちろん携帯必須ですね。

・その他、長期旅行時にいつも持って行くものなど
化粧品やシャンプー類や歯ブラシなどと共に、洋服用の洗剤と干すのに便利なハンガー類、ティッシュなどは持って行くのは政府の方からもアドバイスがある程度あるようです。タオルや着替えが必要なのも当たり前ですが、すべて乾きやすい素材のものを選んでおくと楽ですね。

結構な量の荷物になりそうね!

自分の体は自分でできる限り守るように努力するしかない!です。

日本は医療体制がひっ迫していると言っても、アメリカの話を聞くと感染者は基本的によほど重症化しない限りは高齢者も含め入院せず自宅で治してます。日本は、予防接種が遅れてるとはいえ、恵まれている方だと思います。

ちょっと不調でも医者に行く習慣がある日本人は、皆保険制度に甘えすぎていたようにも思います。
自分で治すのではなくお医者さんに治してもらうという表現をする人すらいますが、治癒は自身の身体がすることです。時にお医者さんの手を借りて、自分の身体が治すのです。自分の身体なのに受動的になりすぎていたかもと、治療や養生、そのものを見直す良い機会にもなりますね。」

大地震や災害時の備えをするように、新型コロナ用の備えをしておきましょう!いざという時に自分を助けることになるでしょう。」

↓豆の缶詰は便利なのもあって、常備しています。サラダに入れたり、スープ類やカレーに入れたりもします~!

↓エキナセアにバンランコンもブレンドした最強のど飴です!免疫力上げて喉殺菌!常時バッグに1~2粒必ず入れてます!喉が変?って思ったらすぐになめてみて下さい! 本当によく効きます!!

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