軽症の下痢には「人参すりおろしスープ」を!
★軽症の下痢について
これは、重症の下痢の時用の話ではありません。何日も続く下痢の時は、医師の診断に従ってください。
何が原因の下痢かによりますが、
・ちょっと傷んだものを食べてしまった
・冷えた
・食べ過ぎた
・悪い油を使った外食で下痢してしまった
・緊張しすぎたなど、一時的な軽症の下痢の時がありますよね。
👉そういう時は、水分補給が一番大事です!脱水することが怖いですから。
そして、空腹感があるなら消化の良いものを食べるに限ります。
消化の良い物=でんぷん中心=低脂肪
のものです。
葛湯やお粥などが代表的な料理です。下痢の後の水分補給には、室温のスポーツドリンクや白湯が良いでしょう。
便が水様なら水分だけ、軟便ならやわらかいものを、というように便の固さで飲食物を考えるのも良い目安になるでしょう。
でも!! 嘔吐がある時は絶食が基本!
吐き気がある時は、飲んでも食べてもいけません。吐き気がおさまるまで待ちましょう。
★人参すりおろしスープとは?
軽症の下痢や軟便が続く時は整腸剤を飲むだけでなく、人参すりおろしスープを試してみてください!
単純に人参をすりおろして薄味で煮ただけのスープなのですが、下痢が止まります。病院で抗生物質を長期投与して下痢が続く患者さんなどにもよく使われているようです。私も昔、学生の時、病院に実習に行った時に知りました。
これ、1~2回ほど飲むと本当にお腹の調子が整います!
腸内細菌叢の乱れが整った~と実感できるんです♬
◆その他、下痢の時に気を付けたい食事の内容については、以下のことを気を付けましょう!
・食物繊維(いつもは良いが、消化が悪いので下痢の時は×)
・特に不溶性食物繊維は控えめにした方がいい
・油が多すぎるのも、種類を問わず避けましょう
・乳製品、酸、香辛料も避けましょう
・ヨーグルトも下痢の時は避けましょう
・下痢の時だけは、玄米より白米!
★人参すりおろしスープの作り方
★人参すりおろしスープ 🥕
材料:
にんじん 1/2本
だし汁 300ml程度…昆布だし※の素等を溶かす
塩、または醤油 適量
①だし汁に人参をおろし器ですりおろして入れて、数分煮る
②薄めに味をつける
※和風でも洋風でもダシの素がある人はそれを記載の通りに溶かして使用
★ご飯を入れておじやにするのも良いでしょう。密封容器に入れてお弁当にも出来ます!下痢している時は、消化の良い食物繊維の少ない白米にしましょう!
下痢は、長引く時や粘液や血液が混じる時などは、必ず胃腸科に受診しましょう。
過敏性大腸炎や潰瘍性大腸炎など、腸の病気が増えています。ストレスなどがきっかけで発症するのですが、腸内細菌叢がバランス悪くなっていると、リスクが上がりやすいです。
うつ病の予防のための腸内環境を整える食生活についての記事も参考にしてみてください。
整腸剤は、薬として売られていますが、お腹の良い菌を入れてその名の通り腸を整えるためのものです。副作用など、ほぼ考えられないので、便秘、下痢、膨満感など何だか腸の調子が悪いなあ‥と感じた時のために常備しておきましょう。
私が長年、愛用しているパンラクミン錠は、有胞子製剤です。胞子になっているので、胃酸で殺されにくい構造の製品です。生きて腸まで届きやすいのが特徴です。ヨーグルトと同じで、整腸剤も種類によって合う合わないがあるようなので、好みのものを見つけてみてくださいね!
人参なら、コンビニにすら売っています!下痢で辛い時にすぐに試してみてくださいね!
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