イタリアのパン:チャバタを作ってサンドイッチにしよう!
イタリアのチャバタ♬
今回は、全粒粉を30%程度入れて作りました。好みで、50%にするなどアレンジ可能です。水分がとても多い生地なので、こねません。成型時の扱いが難しいと言われますが、打ち粉を多めに使えば大丈夫!
そして、今回も粉を広げて成形したくない人の為のパンの作り方です。
これ以上もう簡略化できないところまで最大限、手間を減らした作り方にアレンジしています。
全粒フォカッチャや全粒ベーグルの時と同じく、大きいボールの中だけで全て作ります!
洗い物は、ボール1個!
やれば出来るものですよ~!もちろん、打ち粉を広げてキレイに成形したい人はしてくださいね~!
作り方は写真も参考に💛
★全粒粉入りチャバタ🎵
材料:4つ分
強力粉 200g
全粒粉 100g(無い時は強力粉100gで代用)
水 280ml(ぬるま湯にしておく)
塩 5g(約小さじ1)
砂糖 10g(約小さじ2)
ドライイースト 3g(約小さじ1)
オリーブオイル 大さじ1
①強力粉、全粒粉と塩をボールの中で合わせる
②真ん中をくぼませ、ぬるま湯と砂糖とイーストを入れる
③木べらやスケッパーを使い全体を混ぜ合わせたら、最後にオイルを加えて混ぜる(写真①)
④ボールにラップをするか、蓋をして30分放置した後、手を水で濡らして※から、生地を持ち上げてねじる。4~5回、繰り返す(写真②)
⑤また、ボールにラップか蓋をしてあたたかいところに置き、一次発酵させて倍の大きさにする(1時間程度放置)
⑥分量外の強力粉を回りにかけながら、ボールの底からはがす。(←写真③)(写真④では裏返したところ)
⑦強力粉を手につかないように少しずつかけながら好きな形に成形して(写真⑤)オーブンシートの上に並べて20~30分ほどおく(二次発酵)(ふわっとラップ、またはラップの上に布をかけて保温しつつ乾燥を防ぐ時もあるが、私はそのまま部屋のあたたかいところに放置した)(写真⑥)
⑧230℃のオーブンで15分焼く(写真⑦)
※べとべとの生地は、手を濡らすか、打ち粉(分量外の小麦粉)を使うかのどちらかの方法で触ると手にくっつきません。
この持ち上げねじる作業は、こねる作業の代わりに行っています。まったくやらなくても、生地を寝かしている間にもちもちの元のグルテンは形成されるので、この作業を飛ばしてもパンは焼けます。しかし、余裕のある人は30分後にもう一度持ち上げねじる作業を繰り返すと、更にもちもちしたパンになります。その後、1時間弱の2次発酵(倍の大きさになるまで待つ)に入ってください。
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グルテンについて
グルテンは、網目構造をしているたんぱく質です。小麦粉の中のたんぱく質のグリアジンとグルテニンが水によって結合したものです。パンの膨らみやパンや麺類のもちもち感のもとです。パン生地をこねるのは、このグルテン形成を促進しながら、網目を複雑にこんがらがるようにしていくのが目的です。水分量がもっと多いレシピもあるのですが、この程度なら、手で持ち上げながらねじってあげて、それをこねる代わりにすることが可能です。また、寝かせるとグルテンは作られるので、すこし時間を置くとこねなくても勝手に出来ていきます。
グルテンが体質に合わない人がいることがわかっています。セリアック病(グルテンに異常な反応する自己免疫疾患)の人だけの問題ではなくなっています。人間の長い歴史と共に小麦料理があったのですが、ここ最近になって急に小麦を受け付けない体質の人が増加したことは何か理由があるはずです。しかし、諸説あれどまだ解明されていません。だから、出来ることをしながら日々を過ごすしかない!ということで、私自身は米中心に食べつつも、パンも麺類も楽しみたいので、特に皮ごと粉にしている全粒粉は有機栽培物を買うようにしています。大昔と現代の違いはいろいろありますが、農薬の使用もその一つですから。。。。。
↓安心ってだけでなく、この国産の有機栽培の商品、もちもちに仕上がり大変おいしいです💛