続く疲労・倦怠感をビタミンCのサプリで軽減できる報告あり♪
コロナ感染後、倦怠感が続く人がいますよね。
・ウィルス感染後(コロナだけでなく、インフルエンザ等も)
・手術をした後
・がん患者
の方が、ひどい疲労感を訴えることがよくあります。
疲労感の軽減策としてビタミンCの投与が有効かどうか、9つのリサーチ論文結果をまとめたものが発表されています。(参考論文はコチラ)
その結果を、わかりやすく説明
⇒どうすればいいかをアドバイスする記事です。
これを読んでいらっしゃるのがひどい疲労感を持っているご本人様であるかもしれないので、なるべく簡潔にまとめます!
<1>ビタミンC効果、その結果は確か?
ビタミンCの投与が疲労軽減に有効だと言う結論です。
すべてのリサーチで、ビタミンCの投与により疲労感の改善が報告されたという嬉しい結果です。
その上、疲労に伴う不快な症状の軽減も確認されました。
例えば
・睡眠障害
・集中力の欠如(ブレインフォグ)
・抑うつ
・痛み
などです。
<2>ビタミンCの摂取:量や摂取法など
がん患者への投与の場合、静脈への投与が主になっている研究でした。
希望される場合は、主治医と是非相談してみてください。
今回は、応用して家庭でも出来る方法で提案させていただきます。
★論文内の摂取量
研究では、3.5~75g/日のビタミンCを投与して3週間程度の観察期間を置いています。
この量は、厚生労働省の食事摂取基準の範囲をはるかに超えた量です。
(大人の推奨量:100㎎=0.1g。ビタミンCについての耐容上限量(過剰症の恐れがある摂取量)は示されていない)
食事摂取基準は科学的根拠に基づいた数値なので、これを大きく逸脱して摂取する時には、相当学んでリサーチしてから実行すべきです。ただ、食事摂取基準は健康な日本人が対象です。大病と戦っている時の基準ではありません。
👉治療目的のビタミン摂取と、普段の食事で摂るべき栄養素の摂取量は全く別の話です。
もし、私自身や私の周りの人がひどい疲労感に悩まされていた時にアドバイスする内容だと考えてください。
万人向けのアドバイスなど無いです。
主治医がある方は、是非相談してみてから実行に移して欲しいと思います。
★わたしからの提案
◆『1日に数回に分けて食後に
1回あたり200~500㎎のビタミンCをサプリメントで摂る』
お腹がひどく緩くなり始めたら、少し減らします。1日に合計3g(3000㎎)を超える摂取量になるころに、少しだけお腹が緩くなる可能性があります。ひどい下痢にはならないはずですが、緩くなるかもしれません。もう、足りてきたサインでもあるので、それを目安に摂取を加減するのが良いと思います。
一度に大量に摂ると尿に排泄されやすくなるので、分けて飲むようにします。(水溶性ビタミン全般に言えることです)
◆これとは別に、ビタミンCを多く含む野菜や果物も積極的に食べるようにします。
ビタミンC源となる食品
・かんきつ類(オレンジやミカンなど)
・柿
・キウイフルーツ
・イチゴ
・ブロッコリー
・濃い緑の野菜
・じゃがいも など
食品だけで、疲労感の治療に有効な量には届きません。
100g当たりのビタミンC含有量が、200㎎を超えるものは無いです。たった1g(1000㎎)を食べるのすら無理です。
<3>なぜ、ビタミンCが有効なのか?
論文の説明によると、2つの可能性が示唆されています。
1,疲労を含むビタミンC欠乏の症状が治療された
2,ビタミンCの抗酸化、抗炎症作用により、神経保護や血管保護効果があった
リサーチでは、様々な基礎疾患の有無に関係なく、高用量のビタミンC投与がほぼすべての研究で疲労軽減に有効だという結果になっていました。比較的少ない用量の10g以下/日の摂取のリサーチであっても、その効果は明らかでした。
3週間以上かけて効果を検証していましたが、疲労感の軽減は早い時点で報告があったようです。1週間程度で変化が見られるのは、嬉しい結果です。
サプリメントだけでなく、野菜や果物からもビタミンC摂取を試みて欲しいと書きました。2つ目の可能性の抗酸化作用、抗炎症作用を持つ成分が、多くの野菜や果物に含まれるのが理由です。
多くのポリフェノールに抗酸化作用や抗炎症作用があるので、なるべく多めに色の濃い野菜や果物を食べて欲しいと思います。カレー粉のターメリックにも抗炎症作用があります。スパイス類も良いものがあります。
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<4>まとめ
ブレインフォグを含めて、ポストコロナ症候群で苦しんでいる人がたくさんいます。感染者が増えれば、その分、増えますから。
ビタミンCのサプリメントは、どこでも売っています。
1粒300~500㎎含有するものが主流です。
製品の目安量は、健康な人が対象です。治療目的とは別です。1日に数粒飲んでみて、変化があるかどうか様子を見て下さい。
一生飲むのではなく、ひどい疲労・倦怠感が解消されるまでの間だけです。
主治医のある方は、相談の上、実行されることをおすすめします。
はっきりした治療法が確立されていない中、世界中のリサーチャーは必死に解決法を探しています。
今、わかっていることで比較的、副作用が少ないビタミンC投与なら、自宅で出来るので、今回の記事でまとめました。
日常生活にも支障があるほどの疲労感などに悩まされている方が、1日でも早く楽になるよう、心より祈っています。
はつみ
ビタミンC単独の商品なので、おススメです!1粒500㎎含有♪