★ヒラタケ科きのこ
「エルゴチオネイン」は現代人の救世主♬
エルゴチオネイン!
⇒医療や美容の分野の注目成分です💖
とても強い抗酸化作用&抗光老化作用があるんです!!(参考)
きのこの中でも、ヒラタケ科きのこに多く含まれます。
1,ひらたけ科きのこの調理法🍳
熱や酸にも強いが、水に溶けやすいのがエルゴチオネインです。
軽く、油で炒めるのがおススメ。
汁物に入れて汁ごと飲むのも良いですね。
ゆでるのはおススメしません。
流れ出てしまってもったいない!!
蒸すのも微妙です。蒸し汁に相当流れでてしまうでしょう。
👉パスタにすると、とても美味しいです~♬
①オリーブ油を入れたフライパンに、にんにく、玉ねぎと共に炒めて、塩コショウ!
②ゆでたスパゲッティと和えるだけ!!🤗
材料はたった3つです。
肉も魚も無しで、バッチリ味がまとまります。
超簡単ですが、うま味も多くて絶品なんです~。
2,エルゴチオネイン:多いきのこは何?⇒1位たもぎたけ
100g中のエルゴチオネイン量は
★霜降りひらたけ 53.2㎎
★たもぎたけ 125.6㎎
の2つが多いです。
・エリンギ 22.9㎎
・ブナシメジ 14.6㎎
・ブナピー 13.5㎎
にも結構含まれていますね。
たもぎたけが、ダントツ多いのがわかりますね。見かけたら是非買いたいきのこです。
βグルカンの含有量も多いたもぎたけは、栄養価が本当に高いです。
βグルカンの効能~オートミール、大麦、キノコの水溶性食物繊維!感染症対策にも朗報♬
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(100g中含有量:参照きのこらぼ)
(たもぎたけ:参照アスリー)
3,エルゴチオネイン:注目される機能は?
他の抗酸化物質より優れた点があります。
この成分は特殊なのです。
現代人がかかえる健康問題と直結しているので、注目されます。
機能性食品としても売り出されていますが、食品で摂るとその他の良い成分も一緒に摂れるので、ぜひきのこで食べて欲しいです。
👉「強い抗酸化作用がある」
他の抗酸化物質ともどう違うのか見ていきましょう。
本当に素晴らしいんです!!
体内で作られた活性酸素が、細胞に酸化ストレスを与えると、病気や老化の原因になります。
これを防ぐのが抗酸化物質です。
活性酸素がたくさん生まれる環境にいるのが現代人なんです💦
・大気汚染
・抗生物質
・医薬品
・農薬
・食品添加物
・放射線
・アスベスト
こういったものは、すべて現代特有の活性酸素を生み出す原因です。
・強いストレス全般
・高強度の運動や活動
・紫外線
・大量の飲酒
・タバコの煙
・感染症
これらも活性酸素を多く生んでしまう要因です。パンデミックの間は、多くの人が通常時より活性酸素を生んでいると考えて良いと思います。
活性酸素は、特に酸化ストレスが強いものがあり、身体が対処できる以上の量を生んでしまった時が特に要注意です。
そうなんです。だからと言って安易にサプリメントに頼れないんです。
ビタミンEや体内で作られる抗酸化物質のSOD系の薬、グルタチオンなどを投与すれば、活性酸素の害が除かれたという実験結果もあります。しかし、なぜか食材ではなくサプリメントなどで投与すると逆に病気が悪化し、死亡率が上がると言う報告もあるんです。
だから、気軽に抗酸化物質のサプリはおススメできない!
わたしも、管理栄養士として必要に応じてクライアントに抗酸化作用を期待してサプリメントを飲むことをおススメしているのは、ビタミンCのみです。それ以外はおススメしていません。
なぜか、エルゴチオネインは強い抗酸化性があるのに、サプリで摂ったとしても安全なのです。この点が他の抗酸化物質と違う最も優れた点なのです。
👉エルゴチオネインの抗酸化物質としての特徴をまとめると
①抗酸化力が強い
②反応速度が高いので、活性酸素をすぐ制御できる
③各組織に運ばれ、細胞内に取り込まれる
④各組織に、何年も長期間保持される
⑤活性酸素を生む原因となる金属とくっついて安全な状態にする
⑥ヘモグロビンやミオグロビンの酸化を防ぐ
③については、肝臓や腎臓、心臓や骨髄、筋肉や皮膚などに保持されることがわかっています。特に酸化ストレスが高い肝臓に多く入って活躍しています。他の抗酸化物質が届きにくい部位によく運び込まれていることが観察されているのです。
⑥が心疾患の予防効果があるとされる理由です。心筋細胞を守ることになれば、心不全のリスクは下がります。
4,予防できる疾患など
・心疾患のリスクを下げる
・癌など放射線治療時の正常細胞を守る効果
・認知症の予防、学習能力の低下を防ぐ
・大気汚染による呼吸器の病気を防ぐ
・性機能障害を防ぐ
・糖化現象による動脈硬化を防ぐ(脳や心臓の血管を守る)
・化学物質による発がんリスクを下げる
・化学物質や薬による肝臓や腎臓の病気のリスクを下げる
・難病など自己免疫不全による病気の改善
・手術やケガによる不整脈や組織障害の改善
・痛風の改善
・感染症のダメージを減らす
・皮膚疾患や老化を抑制する(美肌そのものですね)
・水銀中毒の改善(魚介が水銀が入る最多原因です)
・白内障の進行を遅らせる
・赤血球の溶血を防ぐ
すごいですよね。
年齢を重ねた人だけでなく、若い時から是非摂りたい成分だとわかります。
老化による疾病は、若い時からの蓄積で起きますから。
参考文献:
「エルゴチオネインの再発見」斎藤威 吉村義隆
きのこらぼ エルゴチオネインで菌活
★まとめ
きのこは、種類によって機能性が違うことがわかっていました。今回紹介したヒラタケ類にも大いなる可能性があるとわかりました。
地域によっては、あまり手に入りにくいかもしれません。乾燥したものもあるので、是非試してみてください。
特に癌の治療中の人や(主治医に相談の上)感染症で高熱を出した後、大けがをした時などだけでも思い出して摂って欲しいです。
年齢を重ねていくのは、誰も同じ。
加齢に伴う認知症やメタボリックシンドロームなどの疾病は、リスクを下げることも上げることも自分次第です。