パン作り初心者の人が知っておきたいこと
「初めて手作りのパンを作る時に、どれが最低限必要な食材や道具なのか?」
という疑問が寄せられました。
最低限買う必要があるもの、あった方が便利なもの、より美味しくする材料などについてまとめていきます!
「基本のシンプルパンのレシピ」だけ見たい人は、←クリックして飛んでください!
(商品のリンクはレシピのすぐ後に貼っておきます♬)
応用バージョンのパンのレシピも最後に一覧があります。
最後まで是非見てみてください。
★必要なものとは?
・強力粉
・ドライイースト
・塩
・砂糖
・水
・計量カップと計量スプーン、または重量計
・オーブン、または温度調節出来るオーブントースター、またはフライパン🍳
たったこれだで基本的にパンは焼けます。強力粉は、市販の一番安いものでも焼けます。でも、北海道産の小麦粉を使うと、もっちりして数段美味しくなります。米と同じく、小麦も香りや食感が様々です。メインの食材の小麦粉は味を左右します。せっかく手間をかけてパンを焼くのなら、ちょっとだけ値段は高いけれど国産の強力粉を試してみてほしいです。
大き目のフライパンさえあれば、オーブンは無くても焼けます。ただ、温度調節が出来るオーブントースターかオーブンがあると、パンは焼きやすいですね。
【フライパンでパンを焼く】こねない&洗い物はボウル1個だけ⇒市販品の1/3以下の金額の美味しいパン♬
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スーパーでよく見かけるドライイーストも悪くないですが、香りがこのサフの製品の方がマイルドで失敗知らず!初心者向きだと思います!
赤いサフと金色のサフがあるのですが、甘い生地のパンを焼く時は金色のサフが良いですが、私はそういうパンは焼きません。ということで、もっぱら赤サフを愛用しております!
必ず、冷蔵庫に保存しておきましょうね!特にパンを作る頻度がそれほど多くない人は、室温保存はお勧めしません。冷凍庫に入れても良いくらいです。イーストは生き物ですから、あっつい夏場のキッチンなどに放置すると、生地を膨らませる元気はもう失ってしまうかもしれませんから!
砂糖はキビ砂糖か、甜菜糖を使っていますが、どんな砂糖でも大丈夫です。発酵を助けるために入れていますが、発酵時間がやや長くなるのが気にならないなら砂糖無しでも大丈夫です。
計量カップ(200ml)と計量スプーン(大が15ml、小が5ml)は、100円ショップにもあります。重量計より、カップやスプーンで計量する方が楽ですね。正確にしっかり管理したい時は、重量の方が良いです。(計量カップとスプーンの重量換算についてはコチラ)
★あった方が便利なもの
・スクレーパー(スケッパー)
・オーブンシート
・大きいボール(同じサイズの蓋もあると良い)
・成形用シート
ボールから生地をはがしたり、切り分けたりするのにスクレーパーは便利です。数百円ですし、買う価値はあります。(普段は切った野菜をすくい取って鍋に入れるのにも使えます!)
オーブンシートは100円ショップにもあります。アルミホイルや天板に薄く油を敷いて焼くこともできるので必須アイテムではありません。でも、あるととても楽です。
ボールは、なるべく大き目のものを用意しましょう。できれば、ぴったり合う蓋も購入すると、いちいちラップをしたりしなくて無駄も無くやりやすいです。
シナモンロールなど、ボウルの中でどうしても成形出来ない時に成形用のシリコンシートがあると便利です。キッチンカウンターが狭くとも、テーブルなどで作業が出来ますから!
★より美味しくするためには?
・全粒粉(強力粉)
・ライ麦粉
・ナッツやドライフルーツ
・シナモン、フェンネルシードなど
満足感upして、その上、微量栄養素や食物繊維を増やし、食後血糖値の急上昇を抑えるためには全粒粉やライ麦粉を混ぜてみましょう。最初は、15%程度の含有率から試してみると良いかもしれません。(下記のシンプルパンは1/3を全粒粉にしている)全粒粉は、皮ごと食べるので有機栽培の商品を買うようにしています。国産有機栽培は値段が高いので時々買うだけで、残念ながら輸入の有機栽培品を買うことが多いです。
ライ麦粉はグルテン形成(パンが膨らみもっちり感のもととなる)をしないので、通常の小麦粉のパンの作り方では最大50%程度の含有率が限界だと思います。ほんのり酸味とゴソゴソっとした素朴な食感に仕上がるライ麦パンも私は好きです。ライ麦パンとフェンネルシードの相性は抜群です!
形を変えるだけでなく、何を加えるかでパンは食事パンにもおやつにもなります。シナモンロールやナッツとドライフルーツを入れたパンも、自分で作ると甘さも調節できるし、市販品よりずいぶん安く出来ます。
★基本のシンプルパンの作り方
★基本のシンプルパン(全粒粉入り)
~こねない&大きいボウルの中で全て作る丸いパン♬~
材料:6~8個分
・小麦粉(強力粉を中心に用意)合計300g=3カップ弱
(強力粉 200g+全粒粉 100g:300gのすべて強力粉でもOK!)※1
・砂糖 小さじ2…発酵を早めるために入れるだけなので、なくてもOK ※2
・塩 小さじ1…味付け用でなく、グルテン形成を促す ※3
・ドライイースト 小さじ1(3g)
・ぬるま湯 170~230ml位(ぬるいお風呂程度の温度)…まとまる量の水量は粉や湿度によって違うので調整
①強力粉と、全粒粉、塩を大きいボールの中でよく混ぜる
②真ん中をくぼませ、砂糖とドライイーストとぬるま湯を入れて、粉っぽさがなくなり、全体にまとまるまで木べらやスケッパーで混ぜる(手で混ぜたい人は手で混ぜる)…全粒粉の割合いや粉の状態、その日の室温などで入る水量は変わるので、170ml程度入れてから写真のようになるまで必要に応じて水を足す!
③ボールにラップをかけるか、きっちり蓋をしめて乾燥しないようにして、10~20分程度休ませる。その後、木べらやスケッパー、もしくは手で外側から畳むようにする。全方向から畳むように、ボウルを回しながら行うとよい。20回ほどでOK!…この畳む作業はやった方が膨らみやすくなり、表面がつるっとしたパンに仕上がる。こねたい人は、ここでつるっとするまでこねてください!でも、すべて飛ばして④に行っても大丈夫です(*^^)v
④なるべく丸い形に整えて、再びラップをかけるか蓋をきっちりしめて乾燥しないようにしながら、倍の大きさなるまであたたかいところに置く(1次発酵)。夏場で45分、冬で1時間強かかる。特に冬はボウルを毛布でくるむなどして保温につとめる。
⑦ベトベトしているなら、ボウルの中の生地に、分量外の打ち粉用の強力粉(薄力粉でも大丈夫)大さじ2~3杯程度の量をふりかけてから、ボウルの中ではがすようにしてから裏返す。生地を6~8等分に切り分けて丸くする。
⑧天板の上にクッキングシートを敷いて、その上にパン生地を並べ、上からふわっとラップをかけ、その上からタオルなどの布をかけて20~30分置いて、2倍の大きさになるまで膨らませる(2次発酵)…生地がひどくべとついているなら、何もかけずに放置してもよい
⑧包丁でクープ(切り込み)を入れてから、200℃のオーブンに入れて15~20分程度焼く…切り込みは無くてもOK
👉オーブンが無い場合は、フライパンの上にオーブンシートを広げてその上で二次発酵させる。蓋をして弱火で10分、裏返して7分ほど焼いて仕上げる。
※1 1カップ200mlの計量カップを使用、重量で計量した方が正確です
※2 小さじ1=5ml
※3 グルテンが膨らみやすくもちもちに仕上げてくれる
中央にイーストと砂糖とぬるま湯を入れる
紹介した商品たち♬
★その他のパンもご紹介♪
「よく見ると、どのパンもほとんど同じ作り方ですね!」
と言われたことがあります。
その通りなんです!
合計300gの粉、
イースト小さじ1、
塩小さじ1、
砂糖小さじ2、
ぬるま湯165~240ml
を混ぜるだけ。
お湯の一部を牛乳にする時もありますが、基本の材料はこれらの5つだけ!
それでも、ずいぶんアレンジが出来ます!
以下に今までにご紹介したパンのリンクを貼っておきますね!(^^)!
今までご紹介したパンのリストです!興味あるものをクリックしてみて下さい♪